ドラマ・映画考察

【インターステラー】マーフは兄の畑をなぜ燃やした?トムが家族の病気を治さない理由は?

映画インターステラーで大人になった、マーフと兄のトム。

トムは結婚して子供を授かっていますが、病気の子供を医者にきちんと診せようとしません。

さらに、マーフと喧嘩し、ついにはマーフがトムの畑を燃やしてしまいます。

子供の頃は特別仲が悪いわけでもなさそうだった、マーフとトム。

どうしてこんなことになってしまったのでしょう?

ということで、この記事では、

  • マーフは兄の畑をなぜ燃やした?
  • トムが家族の病気を治さない理由は?
  • マーフとトムの兄弟喧嘩の理由は?

以上のことについて解説していきます!

マーフは兄の畑をなぜ燃やした?

宇宙に行く前のクーパーは、優秀な農家であり、とうもろこし農家として成功を収めていました。

そしてクーパーが旅立った後、畑を引き継いだのは、兄のトム。

しかし、祖父、父、兄と大切に引き継いできたはずの畑をマーフは燃やしてしまいます。

マーフが大切な畑を燃やしたのはなぜだったのでしょうか?

\結論/

トムの息子を病院に連れ出すため

と考えられます。

トムは病気の原因となっている家から離れることを拒んでおり、さらにはマーフが家に医者を連れて行っても息子を医者に見せることを拒否しました。

マーフは危険な状態であるトムの息子を病院に連れ出して救うために、畑を燃やして家の外にトムを誘きだそうとした、と考えられます。

 

トムは幼い頃から農業に関してよく学び、優秀な成績を残しており、父が旅立ってからはより一層責任感を持って農業に取り組んでいました。

 

そんなトムにとって、この畑は何よりも大事なものでした。

そんな畑を燃やされたら、畑を見に行かないわけには行きません。

 

マーフはそれを狙ったのだと考えられます。

 

また、家から出すだけなら他の方法もあったのでは?と思う方もいるかもしれませんが、マーフの狙いは他にもあります。

畑を燃やすことで、病院に息子を連れ出すだけではなく、砂嵐が起きて、病気の原因となってしまったその場所に住み続けることを諦めさせる狙いもあったのではないか?と考えられます。

実際にその土地に住むことを諦めて他の場所に引っ越そうとしていると思われる人々の描写もありましたね。

トムが家族の病気を治さない理由は?

息子を医者に見せたがらないトムを外に出して息子を病院に連れ出したマーフですが、そもそもなぜトムは家族の病気を治そうとしなかったのでしょうか?

この答えとしては、おそらく・・・

  • トムが世の中に絶望していると同時に、畑を“捨てた“父やマーフに対しての複雑な気持ちがあり、畑を絶対に離れない!と意固地になっているから
  • もし家族を医者に診せたらこの土地を出るべきだと言われるに決まっている、とトムが気づいているから

トムからクーパーへのビデオの中で報告があったように、トムはこれより前に最初の子供を亡くしています。

この原因は映画の中で詳しくは述べられていませんが、おそらく現在の息子と同じように、住んでいる環境による病気だったのではないかと考えられます。

そしてトムはその時から、この土地で暮らすことが子供達の健康に良くないことに気づいていたでしょう。

 

しかし、トムはどんどん悪くなっていく環境や、明日の食料の心配をして生きていかなければならないこの世界に絶望していました。

 

病気が治ったとしても、明るい未来はないとも思っていたでしょう。

 

それでも、トムは子供の頃から優秀な農家になるために努力し、結果を出してきました。

だからこそ、この明日の食料を心配しなければならない世の中で、ここを離れて宇宙に行ってしまった父や、畑を離れて科学者として働くマーフに対して、羨ましい気持ちや怒りの気持ちもあったと思います。

そんな複雑な気持ちもあるからこそ、今の世の中が良くない状況だとわかって、心の底では絶望していたとしても、なんとかして畑を守る!ということしかトムにはできませんでした。

 

そのような思いから、トムは子供を医師に見せることができなかったのです。

マーフとトムの兄弟喧嘩の理由は?

複雑な思いから子供を医師に見せることを拒んでいたトム。

そんなトムから子供を守るために畑を燃やしたマーフですが、そもそも二人の関係が悪くなってしまった理由はなんだったのでしょうか?

それは・・・

2人の居場所も、考え方も

何もかもが変わってしまったから

マーフはなんとか人類を救おうと、科学者として未来に希望を持って働いています。

そして出発時こそ喧嘩をしてしまったものの、大好きで尊敬する父の帰りをいつまでも信じて待っています。

 

一方のトムはどんどん厳しくなっていく環境や周りの人が街を出ていくのを見ながら、世の中に絶望しています。

そして、父にしばらくはメッセージを送っているなど、関係が悪いわけではないものの、時が経つにつれて、父が生きていることはないだろうと、諦めています。

 

そんな考え方の全く異なる二人。

 

マーフは、自分や父が頑張っているのにもかかわらず、未来に希望を持とうとせず、頑なに畑を離れずに子供を危険に晒すトムに苛立ちを感じています。

 

そしてトムは、帰って来るはずのない父の帰りをいつまでも待ち、父の背中を追うように畑を捨てて科学者として生きるマーフに羨ましさや苛立ちを感じています。

 

そして何より、マーフは自分勝手な思いから家族を危険に晒すトムが許せず、畑を燃やしてでも、子供達を救おうと決めたのでした。

 

このように2人はすれ違ってしまったのです。

まとめ

ということでこの記事では

  • マーフは兄の畑をなぜ燃やした?
  • トムが家族の病気を治さない理由は?
  • マーフとトムの兄弟喧嘩の理由は?

以上のことについて解説してきました!

Q.マーフは兄の畑をなぜ燃やした?

→トムの息子を病院に連れていくと同時に、トムをその土地を離れる気にさせるため。

Q.トムが家族の病気を治さない理由は?

→その土地にいることが病気の原因になっていることに気づきながらも、絶対に畑を離れたくないから。

Q.マーフとトムの兄弟喧嘩の理由は?

→2人の、未来についての考え方、農業と科学という取り組む分野、父に対する思い、などが全く異なるものになっていたから。

ということでした!

トムは何十年もの間を、明日の食料の心配をしながら地球で過ごしていた大多数の一般の人々の象徴でもあるのかな、と思います。

映画ではクーパーやマーフといった才能のある特別な人達に焦点が当てられていますが、大多数の人は何が起きているかも知らないまま、トムのように不安を抱えたり、絶望を感じながら生きていたのだと思います。

そして、子供の頃から父クーパーにそっくりで優秀なマーフを羨ましく思いながら、責任感を持ってずっと頑張ってきたトムの辛さは、すごくわかる気がしました。

親ならば子供の健康を守るべきだとは思いますが、そのような辛さを考えると、簡単にトムを責めることはできないなぁ、と思います。

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!