ドラマ・映画考察

【インターステラー】マン博士はなぜ裏切った?目的や行動の謎を考察

マン博士はさらに、KIPPに仕掛けた爆弾でロミリーを殺害、そしてクーパー達の母船を奪おうするという裏切りを見せました。

マン博士がクーパーらを裏切ったのは、なぜだったのでしょう?

また、裏切りの目的は何だったのでしょうか?

この記事では

  • マン博士はなぜ裏切ったのか?
  • 裏切りの目的は?
  • 3つの謎の行動を考察

以上についてお伝えしながら、マン博士の行動を考察していきます!

マン博士はなぜ裏切ったの?目的は?

優秀な科学者だったにもかかわらず、クーパーらを裏切ったマン博士。

マン博士が裏切りを見せた理由は何だったのでしょうか?

その理由はただ一つ。

死の恐怖孤独

耐えられなかったから

ただひたすら、自分が生きて地球に帰りたいという思い(目的)から、極限の精神状態だったマン博士は一連の重大な裏切り行為に至ったのでした。

元々、マン博士ら先発隊の目的は、人類の移住が可能な星を見つけること。

その計画では、人類の移住が可能な星、つまりアタリの星に行った者は信号を送り、クーパーらの助けを待つ。

そして、ハズレの星に行った者は…生きて地球に帰ってくることは諦める。

つまり、マン博士がたどり着いた星が人類の生存が不可能だと分かった時点で、マン博士はひとりでそこで死ぬはずでした。

しかし、覚悟を決めて来ていたはずのマン博士も、実際に見知らぬ星で、1人で死ぬという状況に直面し、その恐怖と孤独に耐えられなかったのです。

マン博士の裏切りはクーパー達だけでなく、人類の今後に重大な影響を与えるものでした。

ですが、誰もいない見知らぬ星で、たった一人で死を待つことの恐怖は計り知れません。

ラザロ計画の過酷さを感じると同時に、簡単にマン博士を責めることはできないなあ、と思いました。

マン博士の謎の行動を考察

ラザロ計画の先駆者で、ものすごく優秀な(らしい)マン博士ですが、物語の中で謎の行動がありました。

それが以下の3つ。

  1. なぜKIPPに爆弾を仕掛けたのか?
  2. なぜ母船を乗っ取ろうとしたのか?
  3. なぜ母船のハッチを開けたのか?

この点に疑問を持たれた方もいらっしゃると思いますので、ここからはマン博士がとった謎の行動の3つについて考察していきます。

謎①なぜKIPPに爆弾を仕掛けた?

マン博士はKIPPに爆弾を仕掛け、その爆発により、ロミリー博士は死んでしまいました。

マン博士が爆弾を仕掛けたのはなぜだったのでしょうか?

この疑問について作中で明確な答えは示されていませんが・・・

マン博士は、とにかく自分が生きて地球に帰ることが望みであり、そのためには嘘のデータを送っていたことが他の誰かにバレると困る、と思っていたために爆弾を仕掛けていたと考えられます。

マン博士は、嘘のデータをKIPPに保管していましたが、KIPPを壊し、他の誰かがKIPPのデータを見た際に爆弾が爆発するようにセットしてからから睡眠に入っていました。

そうすることで、もし誰かが自分を助けに来たときに、KIPPに入っている嘘のデータを見られ、この星に暮らせないことがバレて調査を継続することになったり、自分が裏切り者として怒りを買うことなどによって地球に帰れなくなることを防ごうとしていたのではないでしょうか。

謎②なぜ母船を乗っ取ろうとした?

クーパー達に自分嘘のデータを送っていたことがバレたマン博士は、クーパーたちの母船を乗っ取ろうとします。

わざわざ乗っ取らずとも、一緒に乗ればいいような気もしますが、なぜ母船を乗っ取ろうとしたのでしょうか?

この理由も、マン博士が生きて地球に帰りたかったから、と言えるでしょう。

生きて地球に帰るためには母船が必要です。

しかし、クーパーらの任務は人類が生存可能な星を見つけること。

そのため、仮にマン博士が正直に、自分が恐怖に負けたことを話し、一緒に母船に乗ったとしても、すぐに地球に帰れる訳ではなく、他の星を探しに行かなければならない可能性が高かったのです。

自分が生きて地球に帰ることが目的で、孤独と死を何よりも恐れているマン博士に、他の星に行く勇気はありませんでした。

確実に自分が生きて地球に帰るためには、母船を乗っ取って、1人で帰るべきだと、この時のマン博士は思ったのですね。

謎③なぜ母船のハッチを開けた?

母船を乗っ取ろうとしたマン博士は、連結が不完全にも関わらずハッチを開けてしまったことにより、爆発に巻き込まれ、死んでしまいます。

優秀なマン博士ならその事を予測できたはずですが、なぜ、マン博士は母船のハッチを開けてしまったのでしょうか?

マン博士は連結が不完全な状態でハッチを開けるのが、危険であることは分かっていました。

しかしこの時のマン博士に、他の方法を考える冷静さも、余裕もなかったのです。

ただ生きて地球に帰りたい、その生存本能のようなもので動いていたマン博士に、ここまできてクーパーらと和解し、共に行動するなどといった選択肢はありませんでした。

マン博士は、ハッチを開ける危険性を理解しながらも、クーパーらの声が耳に入らないようにし、一か八かの気持ちで、ひとり生き残るために、ハッチを開けたのでした。

まとめ

ということで、この記事では

  • マン博士はなぜ裏切ったのか?
  • 裏切りの目的は?
  • 3つの謎の行動を考察

以上についてお伝えしました。

Q.マン博士はなぜ裏切った?目的は?
→死の恐怖と孤独に耐えられなかったから。目的は地球に帰るため

Q.なぜKIPPに爆弾を仕掛けた?
→嘘のデータを送っていたことがバレると、自分が生きて地球に帰れなくなるかもしれないと思っていたため。

Q.なぜ母船を乗っ取ろうとした?
→他の星に行くなどの危険を冒さず、何としても自分が生きて地球に帰りたかったため。

Q.なぜ母船のハッチを開けた?
→危険性は理解していたものの、生きて地球に帰るために一か八かの気持ちで開けた。

マン博士は、嘘のデータを送ることで人類を危険にさらし、クーパーを殺そうとするなど、一見すると極めて自己中心的で、許し難い行動をとっていました。

しかしその理由は、なんとしても生きて地球に帰りたいと言う、人としての純粋な欲求だったのです。

人類のために様々なものを犠牲にする勇敢な人々が多く出てくる中で、実際に死の恐怖に直面したことで、葛藤しながらも、自分が生きるためだけに動くマン博士の行動は実に人間らしいものだったのではないでしょうか。

もしも自分が見知らぬ星でひとり孤独に死ななければならないと知ったら、どのような行動を取るのか?

本当に人類のために自分を犠牲にして恐怖に耐えられるのか?

など、マン博士の星でのパートはとても考えさせられることが多かったです。

正直なところ、私にはマン博士を批判できないし、そもそもそんな怖い計画で、人類のために宇宙に行く勇気はないな〜、と思いました。

皆さんは、人類のために一人で見知らぬ星で死ぬことができますか?

ということで

最後までお読みいただき、ありがとうございました!